10月14日にマイケル・ウッドフォード前々社長が解任されてから1ヵ月が経った。M&Aに関する不透明なカネの流れは、バブル期に抱えた巨額損失を隠すためであったと、徐々にその真相が明らかになってきた。オリンパスは今後、再建できるのか。そして、その陣頭指揮はだれがとるのか。元取締役専務執行役員である宮田耕治氏は、ウッドフォード氏の復帰しかないとし、インターネットで賛同者を募り始めた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 片田江康男) ――巨額損失隠し事件が進んでいた2003年以降、ご自身も取締役だった。善管注意義務違反として責任を追及される可能性もある。 みやた・こうじ/1965年4月オリンパス入社。1995年取締役就任。2004年オリンパスメディカルシステムズ社長、同年6月オリンパス取締役専務執行役員就任。06年に退任するまで内視鏡部門や情報機器部門を担当。11月12日、ウッドフォード氏復帰を訴