農業関係のエントリーを書いていて、つくづく思ったのが、いかに消費者がバカであるかということだ。 90年代に勃興した消費者利益至上主義みたいのに毒された病人がいかに多いことか。これはクスリを飲ませた程度では直りそうもない。 生産者は消費者の望むものを作れだと? 何を偉そうに! 馬鹿な消費者は曲がっていないまっすぐなキュウリとか、イボの少ないツルツルしたキュウリを欲しがる。 そして農協はそういうのが売れるからと農家にそのような農産物を作らせる。そんな馬鹿げた光景がどれだけ日本の食文化を貧しくさせたか。 また今の消費者は旬を知らない。取れる時期や産地によって味が全然違うのに、何も考えずに自分の食べたい時に適当に買い物をする。 本当は生産者はバカな消費者に、この時期のこの野菜が一番美味いとか、この品種は見栄えは良くないが美味いとか、そういう生きた知識を教えてあげればいいのだ。三流学者やコンサルタン
農業保護を批判するのはいいが、池田信夫は持論を明らかにしてから批判すべきだ。 池田信夫 blog 民主党は「松岡利勝」になるのか 彼の過去のエントリーを見る限り*1では、リカードの国際分業論を信奉しているようだが、これを金科玉条としていいのか、まず議論すべきではないか? 彼の文章のように特定の政策の問題点だけ論うロジックは安易に同調したくなってしまうものであるが、批判者が由としている考え方の是非も併せて議論し、それぞれのリスクを比較しないと事を見誤る。 私はリカードを一面では評価してはいる。彼の理論により、世界が平和で安定するニーズが高まり、先進国が戦争リスクを回避するようになった。今でも戦争になった方が儲かる経済も存在するが、リカードの考える利益は世界平和が前提であり、平和である方が得をする人が圧倒的に多くなった為に、戦争が発生しにくくなったのである。 ただ食料安保論も無視できない状況に
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