一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は7月13日、都内で記者会見を行い、前月末の提示社員総会および臨時理事会で選任された新たな常勤役員について発表した。 6月29日付で理事長に就任したのは浅石道夫 前常務理事。会見の冒頭で「現在のJASRACに求められるのは発想の転換。権利委託者への正確な分配およびそれを増やすための努力はもちろんだが、音楽利用者、エンドユーザーと権利者を結ぶ懸け橋となるべく、常に改革と挑戦を行っていく」と意気込みを語った。 4月1日付で会長に就任している作詞家のいではく氏は「浅石新理事長と私、頭の1文字ずつをとって『愛のあるJASRAC、愛されるJASRAC』を目指したい」と挨拶。権利者の財産を守るという本来の役割を果たす一方、音楽利用者からの評判も高めていきたいとの考えを示した。 「改革と挑戦」の具体例として浅石氏が提示したのは、権利者不明問題、いわゆる「オー