県内の自転車保険加入率は24%。4台に1台しか加入していない 自転車といえば、これまで自動車との関係で「交通弱者」として見られてきましたが、昨今は自転車と歩行者との事故が増え、「加害者」の立場になることが多くなっています。 最近の統計によると、交通事故全体に占める自転車事故の割合は2割程度。そのうち自転車が加害者となる割合が15%を超えており、全国で年間2万件以上もあります。自転車が加害者となる原因の多くは、安全不確認、一時不停止、信号無視などであり、その瞬間に、便利で手軽な「乗り物」が「凶器」に変わってしまうのです。 ところが、昨年の兵庫県の調査では、自転車が加害者となる場合に備えた自転車保険の加入は低迷しており、県内の加入率は24%にとどまるそうです。なんと4台に1台しか保険に加入していない計算になります。 自転車保険への加入を義務化するのは全国初の試み これを受けて、このほど井戸敏三