ヒューリスティック(英: heuristic、独: Heuristik)または発見的(手法)[1][2]:7[3]:272とは、対象の振る舞いや外面的特徴などの限定的な情報から本質を推測するなど、経験則的で解の精度を保証しないが、平均的には正解に近い解を得ることができる方法である。英語の名詞としての正しい記載はヒューリスティクス(heuristics)である。発見的手法では、答えの精度が保証されない(平均的には正解に近い答えが出るが、時折発生する最悪のケースでは大間違いとなる)代わりに、未知の状況に対応でき、解答に至るまでの時間も短いという特徴がある。ヒューリスティクスは経験則の集積であるため体系的な定式化は不可能で、「ロジカルなインテリ」というよりは「達人」というイメージである[4]。「アルゴリズム」に対置する概念である[5]。 主に計算機科学と心理学の分野で使用される言葉であり、どちら