セキュリティ企業の英ソフォスやフィンランド エフセキュアなどは2011年9月23日、Mac OS Xで動作する新たなウイルス(悪質なプログラム)を確認したとして注意を呼びかけた。無害のPDFファイルを表示して、ユーザーの目をあざむくことが特徴。その裏では、別のウイルスを生成してパソコンを乗っ取る。 今回報告されたウイルスの実体は、Mac OS Xで動く実行形式ファイル。ファイルを実行すると、無害のPDFファイルを作成し、PDF閲覧ソフトに開かせる(図)。このためユーザーには、開いたファイルはPDFファイルのように見える。 ところが実際には、ウイルスはバックグラウンドで動作し続け、別のウイルスを生成しインストールする。このウイルスは「バックドア」と呼ばれるタイプであり、感染したパソコンを乗っ取って、攻撃者がインターネット経由で自由に操作できるようにする。 セキュリティ企業各社の情報によれば、
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