日韓双方が領有権を主張している竹島(韓国名・独島)をめぐる米国の対応が二転三転している。政府委員会の「地名委員会」(BGN)が、もともとは「韓国」とされていた竹島の帰属先を「主権未確定」と変更したところ、韓国側が猛反発。訪韓を直前に控えたブッシュ大統領の意向で、再び「韓国」に戻されたのだ。韓国側はこれを歓迎しているが、日本側は韓国世論を意識してなのか、抗議の予定はないことを明言している。 ブッシュ大統領がライス国務長官に再検討を指示 発端は、BGNのウェブサイトの検索結果が、いつのまにか変更されていたことに始まる。2008年7月20日ごろまでは、同機関のウェブサイトで、竹島の別名である「リアンクール岩礁(Liancourt Rocks)」と入力すると、帰属先として「韓国」と表示されていたものが、いつの間にか「主権未確定地域」(Undesignated Sovereignty)に変更されてい