「現在私たちは、予測分析のソフトウェアをビジネスとして展開しています。」 ジェイ パウエル氏は、大統領選から始まったデータ分析が、現在のビジネスのほとんどに通じるものだと話す。 「当時行っていた研究テーマは、人間の投票行動です。一人の人間が、何を基準にして、誰を選ぶのか?この『ピープルデータ』は、すべての会社に関係があると思います。会社だけではない。NPOも政府も、みんなが必要なデータではないでしょうか?事実、大統領選を勝利に導いた製品ですしね(笑)」 たとえば、販売のプロセスでも、「どの商品を選ぶのか?何を基準にして選ぶか?」という、人間の行動理由がある。それが明確になれば、自然と次の戦略が生まれるというのだ。 現在、多くの企業で顧客のデータを集めているし、またマーケティングリサーチは、どの会社でも意思決定の基本だ。しかしジェイパウエル氏は、今までの手法では足りないものが多いと指摘し