評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★☆星4つ半) ■大枠の初読の感想(僕の文章は常にネタバレですからそれが嫌な人は読まないでください) 読了。ほぼ数日で、2冊読み切ってしまった。その間一度も本を読むのを止められなかったのは、物語としての「引き込まれ感」が強かったためで、これまでの作風と比較しても際立って物語性は強くなっていると思う。にもかかわらず、最後の最後で、物語が閉じてしまった・・・いや精確にいうと、「えっ??なんで、もちろん3巻があるんでしょう?」(笑)と思う感じだ。僕は他の人の書評を一切読んでいないので、よくわからないんだが、皆さんどう思ったんでしょう。大雑把な感想を言えばその二点がやはり、重要な鑑賞ポイントではないかと思う。もう一つあげるとすれば、大の村上春樹ファンの妻もそうだが、どうも友人には、この本を読んで村上春樹の過去の作品を読み返す人がとても多いように思う。実際に
![『1Q84』 村上春樹著 内面に閉じていくことで、現実との境界があいまいになり、世界の存在が並列化していくという手法について(1) - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6314e46570858d3fb66072bf269d32db301441cf/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41shjjawEPL.jpg)