こうした雇い方・働かせ方は外国人労働者だけ、と神部さんは言い切る。 「相談に訪れる外国人労働者のほとんどが派遣です。工場の稼働状況でシフトが増減するので働いていても貧困だったり、生活は不安定。仕事の選択の余地がないうえ就業規則は日本語で書かれているので、不利益をこうむりやすいんです」 シャープは「誠に遺憾。できる限りの対応に努める」としながらも『ユニオンみえ』の求める面談には応じていない。 「月70万円」求人の不都合な現実 派遣会社を通じて、シャープ亀山工場に外国人が大量に送り込まれたのは'17年秋のことだ。近隣の日系人コミュニティーから約3000人がかき集められた。当時は「夫婦共働きで月給70万円、家具や家電つきのアパートあり」などと宣伝されていたという。 日系ペルー人のロサレス・ソニアさん(49)も、 「仕事はいっぱいある。人手が足りない」と請われて、同年9月から亀山工場で働き始めた。
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