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江戸と歴史に関するDrunkarのブックマーク (2)

  • 1113 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    江戸時代の経済システムの研究が進んでいる。なかで株仲間の研究が意義深い。最近の日はライブドアや楽天や村上ファンドの敵対的買収とその成功と失敗がやたらに話題になっているけれど、当たり前のことではあるが、江戸の株仲間はそんなものとはまったく異なっていた。 はやくに宮又次が『株仲間の研究』(有斐閣)で指摘していたように、徳川社会にはむろん成定商法などなかったから、仲間のあいだでなんとか訴訟や仲裁を工夫して未然に事態を解決しようとしていた。「仲間」とはそういう意味である。では、適当に談合していたかというと、そうではない。よくよく見ると、そこには市場経済のシステムの萌芽がさまざまに読みとれる。書はそこに分け入った。とくに天保12年(1841)の株仲間解散令と嘉永4年(1851)の問屋組合再興令に注目した。 著者の岡崎哲二は東大で日経済史と制度分析を掘り下げて、スタンフォード大やフランス社会学

    1113 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
  • 1090 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    徳川イデオロギー ヘルマン・オームス ぺりかん社 1990 Herman Ooms Tokugawa Ideology 1985 [訳]黒住真・清水正之・豊澤一・頼住光子 すでに諸国の守護たちの力は荘園制と土地経営力の消滅とともに衰退しきっていた。これを一言でいえば、日には中心政府が不在のままだったということになる。 群雄割拠と一向一揆と土一揆はずっと平行していた。それが戦国時代の特徴である。この平行状態に終止符を打ったのは象徴的には「刀狩り」であろう。こうしたなか、新たな「権力の概念化」が要請されていた。今川や武田の武士団には「家訓」はあったが、その拡張にはまだ手がつけられていない。信長は最初にこれに着手した。 信長の全国制覇のために打った手は、各領国の武士団と家臣団の制圧、一向宗と一向一揆との対決、イエスズ会士との交流によるキリスト教の統御、堺などの都市支配、延暦寺勢力の一掃、安土城

    1090 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
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