日米のマットでトップレスラーとして活躍したプロレス界のレジェンド、マサ斎藤(73)は2000年にパーキンソン病を発症。今も日々、この難敵と闘っている。しかし、心は全く折れていない。それどころか、2020年東京五輪の聖火ランナーとなることを目標に、リハビリに励んでいるという。現役時代さながらの不屈の闘志で病魔をピンフォールしようとしているマサ斎藤を直撃した。 2000年にアゴが震えだした。パーキンソン病だった。それ以来、マサ斎藤の長い長い病気との闘いが始まった。 斎藤:アゴが震えて、うまくしゃべることができなくなって、おかしいなと思ってたら、パーキンソン病だった。なんで俺がと思ったよ。脳へのダメージが原因みたいだね。スコット・ノートンやベイダーみたいなデカいのとガンガンやってたからだろうな。 声はゆっくりで、小さい。何とかしぼり出している感じだ。これも病気の影響で、息継ぎが難しいらしい。医師