脳などの損傷を患ったのは過酷な試合によるものだとして、ジミー・スヌーカ氏ら元人気プロレスラーが18日、所属していたプロレス団体ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)を相手取り、損害賠償などを求める訴訟をコネティカット州の連邦地裁に起こした。 複数の米メディアが報じた。 訴えたのはスヌーカ氏のほか、人気タッグチーム「ロード・ウォリアーズ」のアニマル・ウォリアー、ポール・オーンドーフ、キングコング・バンディの各氏や元女子レスラーを含む50人以上。1970年代以降、WWEやその前身団体に所属し、日本でもなじみの元レスラーが含まれる。 元レスラーらは訴状で、WWEが試合に伴う脳障害のリスクを隠し、「レスラーの健康や安全を犠牲に企業利益を得た」と強調。原告が頭痛、めまい、記憶障害などに苦しみ、スヌーカ氏やオーンドーフ氏は精神的混乱や抑うつ状態も経験したと主張している。