「メールを暗号化している」の70%が、SSLを暗号化と誤解 そこで、よく利用するメールの送受信方式ごとに、暗号化の区間を整理してみた(図)。 (拡大) メールが相手に届くまでには、大きく分けると3つの通信区間が存在する。送信者のパソコンなどがメールを送信すると、プロバイダや会社のメールサーバーが受け取る(A区間)。次に、送信側のメールサーバーは、受信者のメールアドレスを管理する受信側のメールサーバーにメールを送付する(B区間)。最後に、受信者がパソコンなどを使って受信側メールサーバーからメールを受け取る(C区間)。 それぞれの区間を流れるメールのデータを、暗号化するかどうかを矢印の色で示した。「緑(「○」付きの矢印)」の区間は暗号化する、「赤(「×」付きの矢印)」の区間はしない。「灰色(「?」付きの矢印)」の区間は、相手が暗号化を利用するかどうかに依存する。「灰色」は暗号化なしだと