ZINK Imaging社(ZINKは「zero ink」の略)がインクを利用しない新たなカラー印刷技術を発表した。 カメラ付き携帯電話機やデジタル・カメラなどと一緒に持ち運びのできるiPodサイズのプリンターを公開している。(写真参照) このモデルでは、2×3インチの印刷が可能という。 もちろん、将来的にはさらに大きなサイズの用紙への印刷も可能だ。 このZINK印刷技術は、Polaroid の技術から生まれたZINKペーパーと呼ばれる専用の印刷紙を利用する。 ZINKペーパーは、青・赤・黄の3種類のイメージング層(染料結晶層)と、それを保護するポリマー・オーバーコート層とでできている。 印刷前のイメージング層は透明の状態で普通の白い紙と同じ状態だが、印刷ヘッドがZINKペーパーを加熱すると、イメージング層にある各色の結晶がくずれだし(溶け出し)、溶け具合によって色の濃さが増すという仕組み