スペースシャトル・ディスカバリーの外部燃料タンクにしがみついていたコウモリ=米航空宇宙局(NASA)提供 【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は17日、若田光一さん(45)ら7人が乗り組むスペースシャトル・ディスカバリーが15日夕に打ち上げられたとき、シャトルの外部燃料タンクにコウモリがしがみついていた、と発表した。 監視ビデオなどの分析でわかった。体の特徴からオヒキコウモリと呼ばれる種類とみられる。外部燃料タンクは極低温の液体水素や液体酸素が注入されるが、表面に断熱材があり、コウモリがしがみついた部分の温度は15度以下には下がらないという。 打ち上げチームは、打ち上げ時に落ちてくる氷の影響でコウモリが逃げると期待していたが、逃げなかった。しがみついたまま死んだと考えられている。 NASAによると、98年のコロンビア打ち上げでもコウモリが外部