バールという工具は、とかく一般人にはなじみが薄い存在だ。実際に「これがバールです」と写真を見せられると、ああ、なるほどこれか、と思うのだが、金づちやドライバー、ペンチくらいは常備している家庭でも、バールを常備していることはあまりないだろう。キャラクターとしては脇役にあたるわけである。 事実、我々一般人が「バール」という単語を耳にするのは、物騒な事件で「バールのようなもので金庫がこじあけられ」といった報道の仕方をされる時くらいだろう。立場が脇役とはいえ、本来の用途とは異なった使われ方で世間に存在を知られるというのは、可哀想と言えば可哀想な存在である。余談だが、Wikipediaには「バール」はもちろんのこと「バールのようなもの」でもきちんと項目があったりするので、興味のある方は参照されたい。 さて、今回紹介するのは、そんなバールの形状を模した、肩こりをほぐすジョークグッズである。実際のバール