公衆トイレの近代的改善として、プロダクトデザインを専攻するドイツの学生が発表した「ピーピー(赤ちゃん語でおしっこのシーシー)プロジェクト」。「お題」として出されたのは、「家以外の場で尿意を催したら、どのように対処するか?」のみで、あとは学生が自由に、自分の状況説明を定義しながら作っていったものだ。 入賞作品のひとつ「立ちションの木」を作ったヘレンクネットさんに、こんなことを考えつくのなら、彼自身も立ちション派なのだろう、と話を聞いてみることにした。 「私自身はしないわよ。もししたら、とても見苦しいものになるはず。だって私ガールなのよ。でもね、男性がするのは気にならない。匂いだけは嫌だけど」 なんと女性だった……。名前だけだと性別もわからないものだ。 「特に飲み屋やクラブのトイレは、狭くて暗くて汚く臭いでしょ。だから行きたくなくなるのかな、街角で用をたしてしまう男性が多いじゃない。野生動物上