【ワシントン=柿内公輔】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックは25日、ゲーム機用の機器などを開発する米ベンチャー企業の「オキュラスVR」(カリフォルニア州)を約20億ドル(約2050億円)で買収すると発表した。フェイスブックがハードウエア事業に本格進出するのは初めて。 フェイスブックは現金や自社の株式を組み合わせて買収資金を用意し、6月までの買収完了を目指す。 オキュラスは、ゴーグルのような端末を頭に装着し、バーチャル・リアリティー(仮想現実)技術を用いてゲームなどを楽しめる機器を開発している。顧客の囲い込みに向け、米IT企業がハードとソフトの融合を目指す動きが加速する中、フェイスブックもオキュラスの技術を自社のソフトやサービスと組み合わせ、事業領域を拡大する狙いがあるとみられる。 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)も新型ゲーム機の「プレイステーション(PS)4」向け