乳幼児がかかる原因不明の難病「川崎病」の平成22年の患者数が1万2755人と17年から6年連続で1万人を超え、長期的な流行になっている可能性があることが17日、日本川崎病研究センターの調査で分かった。少子化にもかかわらず、0~4歳の人口10万人あたりの発病率を示す罹(り)患(かん)率(りつ)は239・6人と調査開始以来最高を記録。医療関係者は警戒を強めている。 全国調査は、昭和45年から2年に1度実施。過去に全国規模の流行があったのは、昭和54年(6867人)▽57年(1万5519人)▽61年(1万2847人)の3回。その後は5千~6千人台で推移していたが、平成10年ごろから増加傾向が顕著になった。 0~4歳の人口10万人あたりの罹患率は、最も患者数の多かった昭和57年でも196・1人で、昨年の罹患率はこれを大幅に上回っている。男児の罹患率のほうが、女児よりもやや高くなっているという。
印刷 iPS細胞で血小板をつくる方法 ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)で血小板を大量につくる方法を、京都大などのグループが開発した。血小板をつくる細胞をiPS細胞からつくる際、組み込む遺伝子を工夫することで、限りなく増やせる細胞をつくることができた。iPS細胞で課題とされるがん化の危険も避けられるという。米血液学会で11日発表する。 血小板は血液を固めて出血を止める働きがある。血小板が減る病気や大量出血する心臓手術などでは血小板輸血が必要だ。今回の成果が実用化できれば、冷凍保存できずに不足している血小板を、献血に頼らず高品質で大量に生産できるようになるという。3、4年後の臨床試験をめざす。 まず、血液のあらゆる細胞のもとになる細胞をiPS細胞からつくり、それを巨核球(きょかくきゅう)という血小板を生み出す細胞に分化させる。京大iPS細胞研究所の中村壮特定研究員らは、細胞を増やす遺
■混合診療のメリットとデメリットというエントリーに対し、「日本医師会はなぜ混合診療に反対しているのか」という質問が寄せられた。日本医師会の公的なコメントは、■混合診療ってなに?〜混合診療の意味するものと危険性〜などで読める。この主張を、利権団体のポジショントークかもしれないと疑うのは、適切な懐疑であろう。日本医師会が、主に開業医の意見を代表しがちであることはよく知られているところである。 たとえば、池田信夫氏は、日本医師会が反対するのは「被害妄想」「卑しい既得権のレトリック」だとしている。 ■池田信夫 blog : 医師会はなぜ混合診療をいやがるのか - ライブドアブログ 何のために、こんな世界にも類のない規制をしているのだろうか。医師会は「混合診療を認めたら、金のある人だけが高度医療を受けられるようになって格差が広がる」と主張しているが、そんなことはありえない。必要な高度医療の多くは保険
現在、ネット上の掲示板、ツイッター、ブログ等において、「白血病患者急増 医学界で高まる不安」として、以下の内容が出回っています。 【ネット上からの引用】 各都道府県の国公立医師会病院の統計によると、今年の4月から10月にかけて、「白血病」と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼったことが21日に判明した。これを受けて、日本医師会会長原中勝征は、原発事故との因果関係は不明として、原因が判明次第発表するとした。 白血病と診断された患者の約60%以上が急性白血病で、統計をとりはじめた1978年以来、このような比率は例が無いという。 また、患者の約80%が東北・関東地方で、福島県が最も多く、次に茨城、栃木、東京の順に多かった。 日本医師会が、このような発表を行った事実はありません。 本文中には、「各都道府県の国公立医師会病院」との表現がありますが、そもそも医師会病院は、国公立ではありませんし、統計
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