「かしましめし」5巻を読んだら、美味しそうな作り置きメニューが6種類も。 小松菜と油揚げ煮、キャベツとコーンのさっぱりあえ、もやしのナムル……千春がデザインの仕事をこなしつつ、合間にキッチンに立ってどんどん惣菜を作っていく様子が描かれます。 調理器具もなるべく使わず、ほとんど市販の密閉袋(いわゆるジップロック)で仕上げてしまうという効率の良さ。 【コマ引用】「かしましめし」5巻(おかざき真里/祥伝社)より 千春の仕事のスタイルと没頭ぶりがよくわかるシーンです。 1巻でも描かれたように、キャベツの千切りのような、無心に手を動かす作業は彼女にとって自分のリズムを整えるリハビリのようなもので、これがあったからこそクリエイティブな仕事に一歩ずつ戻れたのかもしれない。 グルメ漫画として、「かしましめし」は「集って食べるご飯」というテーマがありつつ、「仕事と食」も描いている作品だなあと思うのでした。