東京港区東新橋にある商業施設「カレッタ汐留」の“ゴーストタウン化”が話題だ。この施設は約31haに及ぶ旧国鉄貨物駅跡地を再開発した複合都市「汐留シオサイト」にある、アカウミガメの学名「caretta」を冠した商業施設である。 2002年11月、カレッタ汐留(手前) ©時事通信社 シャッターが閉じたままの商店街 2002年のオープン時は、近未来の複合都市にあるお洒落なレストラン、物販エリアとして脚光を浴び、毎日大勢の客が列をなしたものだ。ところが、最近この施設にあったテナントが続々退店しているという。様子をうかがいに、10月の平日夕方から夜の時間帯に訪ねてみることにした。 店舗が多くあるのは地下の1階および2階なのだが、おおよそ半数近くの区画でシャッターが閉じたままの、地方でよく見るシャッター通り商店街になっている。木曜日の夜なので、仕事帰りのビジネスパーソンなどでにぎわうはずの居酒屋やバー
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