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麻生副総理兼財務大臣は閣議のあとの記者会見で、憲法改正に関連して、ナチスを引用したみずからの発言について「ナチス政権を正当化する発言ではなく、真意は十分理解されている」と述べたうえで、閣僚や議員を辞職する考えはないことを明らかにしました。 麻生副総理兼財務大臣は、先月29日に開かれたシンポジウムで、憲法改正に関連して、「ドイツのワイマール憲法も、いつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口、学んだらどうか」などと述べたことについて、1日、「真意と異なり誤解を招いたことは遺憾だ」として発言を撤回しました。 これについて、麻生副総理は閣議のあとの記者会見で「ナチス政権の例示は誤解を与えたと思うので撤回したが『憲法改正を落ち着いた議論の中でやるべきだ』という発言を撤回するわけではない。ナチス政権を正当化する発言ではなく、真意は十分理解されていると思う」と述べました。 そのうえで、麻生副総理は、
用意した紙を読み上げ、発言撤回を表明する麻生太郎副総理=1日午前10時49分、東京・霞が関の財務省、白井伸洋撮影 麻生太郎副総理は1日、ナチス政権を引き合いに「手口に学んだらどうか」とした自らの憲法改正に関する発言について、撤回するコメントを発表した。内外で批判が広がっていることを受け、2日から始まる臨時国会前に幕引きを図った。 麻生氏発言に関する記事はこちら 麻生氏は1日午前、財務省で記者団に「発言が私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾だ。ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」とするコメントを読み上げた。 麻生氏は7月29日、都内のシンポジウムで「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」と発言。これに対し、米国の代表的なユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が7月30日に
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