雄大な自然を求める観光客が多く訪れる景勝地、長野の上高地。でも、にぎわいを見せるのは夏の間だけ。冬になれば道路が封鎖され、厳しい道のりを重装備で歩かなければたどり着けない秘境と化します。その静かな空間にある冬の 「大正池」は、苦労してでも見たい絶景 でした。 深い雪と静寂に閉ざされた秘境 11月中旬〜4月下旬まで閉山中の上高地。その気温はなんと-25℃!冷凍庫以上の寒さで、 吐く息も凍ってしまうほど です。冬山はこわいイメージがありますが、上高地はアップダウンもゆるやかなため、 雪の積もる季節でも登山者の姿 が見受けられます。 苦労してでも見たい絶景! しかし冬季登山に苦労はつきもの。松本と上高地を結ぶ道路は雪に覆われ、唯一の交通アクセスであるバスも運行していません。タクシーで「釜トンネル」までは行けますが、その先は徒歩のみ。それでも、上高地を代表する風景のひとつ 「大正池」の 冬の姿は