イオンと京セラは11日、住宅用太陽光発電システムの販売で業務提携したと発表した。イオンのショッピングセンターに京セラがテナント出店するほか、イオンも傘下の「ジャスコ」などに、同システムの販売から施工を請け負うコーナーを運営する。京セラはショッピングセンターの来店客を取り込むことで販売増につなげる。一方、イオンは集客効果のほか、傘下のイオン銀行などによるローン販売を通して金融事業の強化が期待できる。流通大手と太陽光発電システムメーカーが恒常的な販売で提携するのは初めて。 第1弾として京セラは今秋、埼玉県越谷市の「イオンレイクタウン」、東京都日の出町の「イオンモール日の出」にテナント出店する。来春には関西地方の店舗への出店も計画しており、状況をみながら増やしていく。京セラはこれまで訪問販売が中心だった。 イオンは、傘下のジャスコの一部店舗で展開している「住まいのリフォーム」売り場や、グループの