和歌山県白浜町のテーマパークで、国内ではほとんど飼育されていないエンペラーペンギンの赤ちゃんが誕生し、愛くるしい姿を見せています。 南極大陸周辺に生息するエンペラーペンギンは、成長すると体長が1メートルを超え、体重が40キロ近くになる世界最大のペンギンで、国内では白浜町の「アドベンチャーワールド」と名古屋市の「名古屋港水族館」でしか飼育されていません。 「アドベンチャーワールド」では、今月1日に赤ちゃんが誕生し、先週から保育器で飼育されている様子が一般に公開されています。 13日の時点で体重は400グラムほどで、成長したエンペラーペンギンと違って灰色をしています。 餌を与える時間になり、ペンギンのかぶり物をしたスタッフが近づくと、赤ちゃんは、おねだりをするように頭を上げて鳴いていました。 町内に住む60代の女性は、「本当にかわいいです。これからも通って成長を見守りたいです」と話していました