那覇市にある首里城で起きた火災で、城を管理する財団は、焼け跡に残った文化財の収蔵庫を確認した結果、1000点余りが焼失せずに残っていたことを明らかにしました。ただ、2つある収蔵庫のうちの1つには、消火活動の際の水が入り込んでいたということで、財団は今後、文化財の状態などを確認することにしています。 首里城内では絵画や漆器など1500点余りの文化財が保管されていましたが、全焼した正殿に展示されていたものなど少なくとも420点余りは焼失したとみられています。 一方、全焼するなどした「南殿」と「寄満」という建物にそれぞれある耐火性の高い収蔵庫に、残る1000点余りが保管されていて、城を管理する沖縄美ら島財団は2日、扉を開けて内部を確認した結果、すべて焼失せずに残っていたことを明らかにしました。 このうち、南殿の収蔵庫内は外見上は被害が見られませんでしたが、「寄満」の収蔵庫は内部に消火活動の際の水