埼玉県日高市では、あふれた川の水が一時ウズラの飼育施設に流れ込み、全体の半数にあたる10万羽が溺れて死ぬ被害が出ています。 埼玉県日高市新堀のウズラの飼育施設では、すぐ近くにある高麗川の水があふれ、3棟ある建物が一時1メートルから2メートルほどの高さまで水につかりました。 施設では卵を生産するため20万羽のウズラをおりに重ねて飼育していましたが、下の段のウズラが溺れて死に、被害は10万羽に上るということです。 また、ウズラのふんを運び出すベルトコンベヤーも浸水で故障し、16日朝は従業員などが生き残ったウズラのふんを手作業で運び出していました。 施設では、25年ほど前にも浸水被害を受けたことがありましたが、今回ほどの浸水は想定外で、復旧には半年ほどかかる見通しだということです。 経営者の本木裕一朗さんは「予想をはるかに超える浸水で対応できなかった。少しでも生き残ってほしいと思っていたので、半