昨今、世の中ではスマホの子機として、いろいろ便利な情報表示装置としても機能する一連の“スマートウォッチ”が出揃った。 一方、従来のアナログ腕時計の世界では、腕時計のサードウェーブとも呼べる流通改革によるリーズナブルな価格の国産正統派腕時計が市場を賑わせている。 そんなデジタル&アナログの混沌とした腕時計市場に、一見して、スマートウォッチ? とも思える極めて普通の腕時計である「FES Watch」が参入してきた。そもそもFES Watchはソニーブランドの商品として登場するはずだったかもしれない商品だ(実際には、ソニーが運営するクラウドファンディング方式の“First Flight”プロジェクトから生まれた製品)。 しかし、巨大企業の仕組みをそのまま使って発売することになれば、それだけで商品そのものが大きな負担を背負い込むことにもなり、スピード感の喪失によるタイムリーな市場参入が阻害されたり
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