アフロディシアスのアレクサンドロス (古希: Ἀλέξανδρος ὁ Ἀφροδισιεύς, 英: Alexander of Aphrodisias; 2~3世紀ごろ)は、ローマ帝国期の哲学者で、古代における最も著名なアリストテレス注釈者。カリアのアフロディシアス出身。3世紀初頭のアテナイに住み、逍遥学派の学頭となった。彼はアリストテレスの著作に対する注釈書(アリストテレス註解(英語版))を多く著したため、後世においては「注釈者」(ὁ ἐξηγητής, the commentator)と呼ばれる。中でも『分析論前書』、『トピカ』、『気象論』、『感覚と感覚されるものについて』、『形而上学』に対する注釈書が現存している。また、注釈書とは別に独自の論考も現存しており、『運命について』ではストア派の決定論の教義に反論している。アリストテレスの『霊魂論』と同題の『霊魂論』を書いてもいる。 生涯
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