行き交う人、車。新たに建つ建物に取り壊される建物。都市は刻一刻と目まぐるしく動き続けています。近い将来、そこにロボットや自動運転車が加わることも珍しくなくなるかもしれません。 そんな都市空間をまるごとAIによって制御可能にするという研究が、日本の建設会社や電機メーカーなどによって進められています。果たして実現した世界は明るい未来なのか、それとも…。 「3年後に実用化」というハードルを課しながら、新たな領域に挑む技術者たちを取材しました。 (国際放送局 World News部ディレクター 町田啓太、プロデューサー 小川 徹) 開発が進められている技術の名は「コモングラウンド(共通基盤)」といいます。都市空間のあらゆる情報を一つの大きなデジタルデータにまとめて記述することで、AIによって分析可能にするものです。 どんな情報を扱うのかと言うと、人や車の通行を捉えたセンサーや防犯カメラの映像、建物
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