2007年10月、大阪・千里に開院した千里リハビリテーション病院。脳卒中後の回復を専門とする施設で、「リハビリテーション・リゾート」というコンセプトによる画期的な存在が話題となった。 瀟酒な外観や、落ち着いた高級感を伴うインテリア、全館に漂う穏やかなアロマや心地よいBGMなど、病院への既成概念を覆すような、まさにリゾートホテルを彷佛とさせる空間は、各業界を代表するクリエイターの参加なくしては実現できなかった。 理事長の橋本康子氏と、アートディレクションを行った佐藤可士和氏、両者の話を通じて、その背景を探ってみたい。 ご意見、ご感想も絶賛募集中です。