既存のメディアが弱体化して、そこにwebやフリーペーパー、自主運営スペースなどのインディペンデントメディアが侵食しているなんていう構図は、いまやわざわざ書くまでもない前提になっていて、むしろ焦点はそういった「大文字のメディア」に代替しつつある「小文字のメディアの散乱」がもたらす問題にどう対処するのか、というところだったりする。島化-タコ壺化を補完するハブ・メディアの重要性とか、webオンリー状態になりそうでならないような(相互作用的というべきか)オフラインメディア(フリーペーパーや小規模シンポジウム)の勃興とか、こういう展開はいうまでもなくはっきりしていて、むしろ冷静に批判的に見るべき状況ですらあるし、こういった状況が「大文字のメディア」を倒すかと言ったらそんなことはなくて、むしろ「大文字のメディア」の存在意義や役割がはっきりしてくる(きて欲しい)んじゃないか、というのが、まぁ、ごく一般的