携帯電話が社会インフラとなるためには、PCの二の舞にならないことが重要だと英Symbianは考えている。 Symbian最高経営責任者(CEO)のナイジェル・クリフォード氏とシンビアン代表取締役社長の久晴彦氏が6月22日に東京都内で会見し、Symbian OSの現状やセキュリティ問題への対応策について紹介した。 Symbianは携帯電話向けに開発されたOSで、国内ではNTTドコモがLinuxと並ぶ推奨OSとして採用している。端末メーカーとしては富士通、三菱電機、Motorola、NokiaがSymbian OSを搭載した端末を国内向けに出荷しており、シャープとソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズもSymbian端末を開発中だ。 クリフォード氏によると、Symbian OSを搭載した端末の出荷台数は年々倍増しており、2005年第1四半期までの世界累計出荷台数は3200万台にのぼる