クラシックカーを専門に取り扱う「RM auctions社」のオークションで、日本車として最高値で落札されたのは1967年製の「トヨタ2000GT」。米テキサス州でも有名なカーコレクターが所有していたもので、落札価格はおよそ968,000ドル(約1億円)。トヨタ2000GTは総生産台数337台とされ、そのうち左ハンドルの米国仕様は62台と言われ、これはその中の一台ということになる。 「ジャガーEタイプ」や「ポルシェ911」に、影響を大きく受けたデザインを持つトヨタ2000GTは、それまでの日本車のイメージを覆し、その後の日本製自動車の成功を示唆する世界に誇るスポーツカーとなった。ちなみに映画007シリーズに登場するボンドカーでもある。 性能も当時としては驚異的で、最高出力150馬力の直列6気筒DOHCエンジンを搭載し、5速マニュアル装備。最高速1約217km/hを誇った。確認しておくと、およ