台湾の馬英九前総統が海外メディアの取材に「習近平氏を信用すべき」と発言したことを受け、同じ国民党で総統選挙に立候補している侯友宜氏が「私とは考え方が違う」と立場の違いを強調しました。 台湾 馬英九前総統 「中台関係でいえば、習近平氏を信用しなければならない。習近平氏が台湾統一を推し進めていると考えていない」 馬英九前総統は10日放送のドイツメディアの単独インタビューでこのように述べました。 一方、同じ国民党で総統選に立候補している侯友宜氏は「馬英九氏とは考え方が違う」と述べ、立場の違いを強調しました。 侯友宜氏は「台湾の主流な民意は現状維持だ」とし、総統に当選しても「直ちに習近平氏と対話を始めることはしない」と述べました。 ▶台湾総統選 あす投開票 3候補大接戦に 米中も注目 ▶台湾総統選挙 投開票まであと2日 鍵を握る若者「投票先決まらない」最終盤で急増