ノルウェー北部トロムセにあるサケの養殖場(2016年2月12日撮影)。(c)Elisabeth Balteskard / NTB Scanpix / AFP 【5月25日 AFP】ノルウェー北部で養殖されていたサケが、藻類の開花によって推定1万トン以上死んだことが分かった。ノルウェー漁業総局(Norwegian Fisheries Directorate)が明らかにした。 総局は21日午後、5月中旬以降に同国のヌールラン(Nordland)とトロムセ(Tromso)のフィヨルドに設置された養殖場の中で、サケ1万トン以上が死んだとみられると発表。当局は事態の収拾に努めているが、「藻類の開花はまだ終わっていない」と警告。漁業専門家らは、被害に遭う魚の数はさらに増えると指摘している。 サケの大量死をもたらしたのは、ノルウェーの海域でよく見られる植物プランクトン、クリソクロムリナ属の藻類。この藻類