IDC Japan株式会社は21日、国内クライアントPC市場予測を発表した。2010年の 出荷台数は1504万台と、同社が調査を開始してから初めて1500万台を上回る見込み となっている。 2010年上半期(1月~6月)は、2四半期連続で家庭市場・ビジネス市場ともに 二ケタ成長を遂げ、PC市場の回復傾向を示した。前年同期比成長率を詳細に見ると、 家庭市場は第1四半期(1月~3月)が14.3%増、第2四半期(4月~6月)が13.5%増、 ビジネス市場は第1四半期が 35.6%増、第2四半期が13.4%増となった。 家庭市場では、これまでけん引役だったミニノートPC(ネットブック)が需要の一巡や iPadの登場により落ち込んだ一方で、オールインワンタイプのデスクトップ(以下、 AiO)が好調となり、プラス成長を支えた。 AiOが好調な要因としては、「筐体がコンパクトになったことで家庭内での場所