現実には存在しない“キャラクター”を規制する。 このいわゆる非実在青少年をめぐる騒ぎは、皆さんも記憶に新しいでしょう。ネット界隈を 中心に反対意見が巻き起こった東京都青少年健全育成条例の改正は、6月の議会で 民主党など都政野党の反対で否決されました。 これを受けて石原都知事は、「子供たちは、インターネット上に氾濫する有害な情報や悪質な 性行為を描いた漫画等を容易に手にすることができる現況にあり、これを放置すべきでない ことは誰の目にも明らか」と述べ、9月の再提出は見送られたものの、早期に改正案を議会に 提案したいとしています。 その再提出の時期は、今年12月と目されています。 そこで再提出のタイミングに合わせて、今回から数回にわたって再び規制の是非を問いたいと 思います。 まず最初は、改正問題を審議した第28期東京都青少年問題協議会のメンバーである、 社団法人東京都小学校PTA協議会会長の