外来種の生態系への被害を防ごうと、環境省は20日、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の一環として名古屋市で「食べて考える、外来種ワークショップ」を開きました。特定外来生物のブラックバス(オオクチバス)をフライにしたハンバーガーを紹介し、日本の対策を“舌”でアピールしました。 ハンバーガーに使うブラックバスは滋賀県の琵琶湖産で、限定100個。同県立琵琶湖博物館のレストランで夏限定で販売しているメニューです。 同博物館の中井克樹主任学芸員は「ハンバーガーにするのは、外来生物の有効活用の一つ」と紹介。南アフリカから来たサンド・ンジマンデさんは「味は悪くない。捨てるくらいなら、食べるのは良い方法だ」とほおばりました。 会場からは「外来種を農業で利用した場合、生態系への悪影響はどう防いでいるか」と質問があり、同省は「施設園芸で使うセイヨウオオマルハナバチは、逃げ出さないよう(ネット