TL;DR 主成分分析で標準化(標準偏差で割る)するのが必ずしもいいとは限らない それどころか標準偏差で割ることの悪影響もある 標準化すべきかどうかは、どこで主成分分析を使うか(可視化として使うのか、パイプラインとして使うのか)によっても異なるからそこをちゃんと考えましょう 主成分分析にも標準偏差で割る例と割らない例がある 「主成分分析をする際には標準化(正規化)をしましょう」と言われることはよくありますが、実はよく探すと割っている例と割っていない例があります。どちらで説明しているかは学者の間でも意見が分かれているようです。主成分分析を実行する前の変数変換を、 ケース1:平均だけ引く $X-\mu$ ケース2:平均で引いて標準偏差で割る $\frac{X-\mu}{\sigma}$ とする2通りです。大学が出している資料を見てみましょう。ケース1はオタゴ大学が出しているPDF 12ページ目