国連の安全保障理事会で、北朝鮮への制裁決議に関わる部門のコンピューターが何者かにハッキングされ、国連が調査に乗り出したことが関係者の話でわかりました。 国連の事務局はハッキングがあったことを安保理のメンバー国に通知するとともに、詳しい調査に乗り出しました。 これについて、安保理外交筋は内部の者しか知りえない名前や情報を使った不審なメールがこのコンピューターに送られてきたとしていますが、具体的な被害は確認されていないということです。 安保理の専門家パネルは、北朝鮮を含むすべての国連加盟国の制裁逃れや決議違反を独自に調査し、安保理に毎年報告書を提出していて、決議の着実な履行を補完する役割を担っています。 安保理外交筋は今回のハッキングは、世界各地で起きている大規模なサイバー攻撃とは形態が異なるとしながらも、北朝鮮の制裁に関する内部情報が狙われていることは重大だとして警戒を強めています。
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