"人類の最良の友"とも呼ばれる犬。どうやら人間との暮らしが長すぎて、がんばることを忘れてしまったようだ。 20匹の犬と10匹のオオカミで実験この実験はフタつきの箱の中に入ったオヤツを、2分間で取ることができるかを観察したもの。「犬やオオカミだけのとき」、「人間がいるとき」、「人間が応援してくれるとき」の3つのシチュエーションを用意した。 参加したのは、飼い犬とシェルターで保護されている犬、オオカミの各10匹だ。 犬の成功率はオオカミの10分の1以下実験では犬の成功率が平均5%だったのに対して、オオカミは平均80%という結果となった。フタつきの箱に挑む時間も、犬のほうが短かった。また、人間が同じ部屋にいると、犬はちらちらと人間を見るのに対して、オオカミは全く気にしなかったという。 「人間が応援してくれるとき」には、犬は最も時間をかけてフタつきの箱に挑んでいたものの、成功率はさほど増えなかった