アドベントカレンダーが空いていたので、なんとなく投下してみます。 プログラマの3大美徳 Perlの作者であるラリー・ウォール氏は、こんな言葉を残しています。 プログラマの3大美徳は、怠惰・短気・傲慢である。 ただし、この3つは、どれも通常の意味ではありません。今回は、この「怠惰」を掘り下げてみます。 極論: プログラムは正しく動けばいい 実用品としてプログラムを書く場合1、そのプログラムの価値は、作るのにかかった時間やコードの分量に比例するものではありません。例えば、仮にある人が2ヶ月かけて、Windowsのメモ帳と全く同じ動作をするプログラムを書き上げたとしましょう。きちんとできあがったとしても、Windows環境下では「すでにメモ帳がある」ということになってしまって、あまり意味がありません。 プログラムは(多くの場合)実用品です。内部の処理がどうとかどんなツールを使ったかとか、そういう