イタリア・ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダビンチ(1452~1519年)の名画「モナリザ」の元になったオリジナル版だと所有者のスイスの財団が主張する“もう一枚のモナリザ”が27日、スイスのジュネーブで一般公開された。このモナリザは、パリ・ルーブル美術館で展示されているモナリザと同じく、モデルの婦人が不思議な笑みを浮かべ、同じポーズを取っているが、20歳代前半の女性に見え、30歳代に見えるルーブルのモナリザよりもかなり若いのが特徴。財団は「若きモナリザ」もダビンチの作品であり、絵画史に残る大発見と主張するが、否定的な見方も根強く、真贋(しんがん)をめぐり美術界で論議を呼んでいる。(SANKEI EXPRESS)20代女性モデル、1913年発見 公開されたのは、専門家たちの間で「アイルワースのモナリザ」と呼ばれている絵画。1913年に英国のアイルワース(ロンドン西郊)で見つかり、米国人の絵画収