蛍光灯や白熱電球などの従来型の照明器具では、その消費電力からおおよその明るさを判断できた。しかし、技術革新が続くLED照明の場合は、消費電力から明るさを判断することが難しくなっている。そこで各メーカーはルーメン(lm)という単位で明るさを判断するように推奨している。 ルーメンとは、光源が放つ光の総量を表す単位。日本語では「光束」あるいは「全光束」と呼ぶことが多い。光源が放つ光の総量を示すので、下方を照らす光だけでなく、横や天井を照らす光も合わせた値となる。 日本電球工業会は白熱電球とLED電球の明るさを比較対照した資料を公開している。この資料によると、60W形の白熱電球と同じ明るさを得られるLED電球は、810lm(E26口金で、全体照明に使う場合)のものとなる。ちなみに、100W形の白熱電球と同じ明るさを得られるLED電球は1520lmのものだ。 さらに、日本電球工業会は直管形蛍光灯と同