印刷 関連トピックス日産自動車東京モーターショーの会場でインタビューに応じる日産自動車の志賀俊之COO(最高執行責任者)=3日、東京都江東区の東京ビッグサイト 日産自動車は、円高で輸出の採算が悪化しているため、車台から新設計する新型車で輸出が多い車は、今後は原則として海外で生産する方針を明らかにした。従来車の改良型は日本で生産し続ける。国内100万台の生産体制は維持する。 志賀俊之最高執行責任者(COO)が3日、朝日新聞の取材に明らかにした。「全く新しいプロジェクトの車を日本から出す(輸出する)のは、今の(1ドル=70円台後半の)為替では成立しない」と述べた。 いまある車の改良では、車台など多くの部品をそのまま使うため、生産ノウハウがある日本で安く作って輸出もできる。しかし、スポーツ用多目的車(SUV)など、これまでにない車を新設計して生産・輸出するのは、円高で採算が合わない。このた