小川法相は2日の閣議後の記者会見で、2月29日の党首討論直前、参院第1委員会室で携帯電話で競馬サイトを見ていたことを認めた。 法相は「具体的な記憶はないが、(党首討論が)始まる前に自分の馬の調教がどうだったか見たかもしれない」と述べた。陳謝や反省の弁はなかった。 携帯電話については、衆院では本会議と委員会開会中の使用を禁止し、持ち込みについては音が出ないようにとの議院運営委員会の申し合わせがある。参院では本会議場への持ち込みを認めない申し合わせがあるのみだという。 藤村官房長官は同日の記者会見で「委員会室で公務に関係なく、携帯電話を用いることは一般的には避けるべきだ」と述べたが、注意する考えはないことを明らかにした。