来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で連覇を狙う東洋大が13日、埼玉・川越キャンパスで練習を公開した。山上りの5区(23・4キロ)で4年連続区間賞を獲得した“山の神”柏原竜二(23)=富士通=が卒業し、酒井俊幸監督(36)が区間配置に頭を悩ませる中、市川孝徳駅伝主将(4年)は4年連続で山下りの6区(20・8キロ)が濃厚。“裏・山の神”でV2を狙う。 【写真で見る】東洋大の設楽ツインズ、揃ってポース 上る神もいれば、下る神もいる。柏原の後任について、酒井監督は29日の区間エントリーまで熟慮することを強調。箱根路最大の関心事が棚上げされる一方、対策は着々と進んでいた。山下りのスペシャリスト、市川の4年連続投入だ。 「下りは箱根で一生分をやった。今回は『ありがとう』と言いながら走りたい」 1年生のときから6区を任され、区間順位は9位→3位→1位と学年を重ねるごとに上昇