ちょっとリクエストを受けたりしたので、「シェイクスピアをこれから読む人向けの研究書20冊」というのを作ってみようと思う。選択基準としては、 (1)これからシェイクスピアを読もう、という人が基本的な議論の知識を得るのに必要そうな本である。 (2)英語か、あるいは日本語訳がある洋書である(もともと日本語で出ている本はちょっとイギリスにいた間ほとんどフォローできなかったんで除外。これはそのうち別にリストしたい)。 (3)シェイクスピア研究における代表的な研究書、古典と見なされているもの。 (4)シェイクスピア研究に紙面の大部分を割いているもの。一般的な英文学書でシェイクスピアについて数章程度しか扱っていないものや、イギリス・ルネサンス文化中心でそれほどシェイクスピアに重点を置いていない研究書、シェイクスピアを読むのに必要だがシェイクスピアを少ししか扱っていない批評理論の本は除外。 (5)学術研究